株式投資の王道「インデックス投資」とは

 株式投資に関する(まともな)本を読んだ事のある方は「インデックス投資」という言葉を何回か目にしているのではないでしょうか?このインデックス投資こそ、投資の王道と呼ばれている投資法です。 ・インデックス投資とは?・インデックス投資はなぜ一般人に向いているのか? ①インデックス投資とは?  インデックス(index)は英語で「禁書目録」以外に「指標」という意味があります。その意味の通り、株式市場全体の指標である「日経平均株価」「ダウ平均株価」「S&P500」などと連動する事を目標に運営する投資法です。  様々な指標の中でもバフェット先生がオススメするのは「S&P500」に連動するファンドへの投資です。S&P500とは Standard & Poorという世界最大手の格付け機関が選ぶアメリカを代表する500社の株価から算出される株価指数です。「アメリカの株式市場の平均値」みたいなイメージです。 その歴史上の平均リターンは約7%です  しかし、実際に500社分の株を買うのは個人には難しいので、このS&P500に連動する投資信託やETFに投資していく形になります。代表的な例として、ブラック・ロック社が運営するeMAXIS Slim米国株式(S&P500)やヴァンガード社が運用するバンガード・トータル・ストック・マーケット(VTI)などの投資信託があります。これらには少額から投資でき、信託報酬も0.03%ととても良心的です。 ②インデックス投資がなぜ一般人に向いているのか?  なんといっても再現性が高いです。投資信託にに定期的にお金を預けてあとは何もやる事は無く、これだけで資産が平均年利7%で増えていきます。  投資先は信託会社が選んでくれるので銘柄分析をする必要も無ければ、定期的に入金するだけなので投資のタイミングを測る必要もありません。誰がやっても同様に経済大国アメリカの発展の恩恵を受ける事ができます。この再現性の高さこそが王道たる所以です。  投資の神様と呼ばれるウォーレン・バフェット先生も自分の遺書に家族に向けてS&P500へのインデックス投資を勧めているそうです。  とはいえ、王道のインデックス投資にも短所はあります。これらの短所を踏まえて、私個人は「高配当個別株投資」を優先してます。インデックス投資の短所、2つの投資法の比較、自分が高配当個別株投資を選んだ理由については次の記事でお話したいと思います。 前回の「株ってそもそも何?」を見逃してしまった方はこちらを kyuto