資本を持たない者は念を知らないハンターに等しい

みなさんはトマ・ピケティという方をご存知でしょうか? 彼はハンターではなくフランスの経済学者なのですが、彼は資本主義を一つの残酷な不等式で表しました。 r>g 「r」が表すのは「Return = 資本の年間平均収益率」株、債権、不動産などの資本が生み出す利益を指します。個人単位ではこういった資産を持つ人は不等式の左側の人ですね。 「g」が表すのは「Growth = 経済成長率」GDPの成長率と言い換えてもいいかもしれません。個人単位では資産を持たない人、労働収入しか持たない人は不等式の右側になります。 この関係式のどこが残酷かというと、絶対値ではなく率の間に不等式が成立しているという事。資産を持つ者は益々豊かになり、資産を持つ者はますます苦しくなる。 つまり、経済格差は拡大し続ける。 私が2018年にお金の勉強を初めて一番驚いたデータです。 今まで小中高校、大学、大学院で勉強してきて「豊かな人生を送りには良い大学を卒業して、良い企業に就職して、頑張って働かないとな〜」となんとなく思ってました。 そして運良く良い大学に進学し、運良く一流の企業に就職できました。 でもピケティ先生が発表したデータによると、資本主義においてもっとも(経済的に)豊かな人生を送る事ができるのはテストで満点を取った人でも、一流大学を卒業した人でも、一流企業に就職した人でもなく、資産を持つ者、つまり資産家だったのです。 例えるならば、学校を卒業したばかりの私は ハンター試験に合格しただけで念を使えない仮免ハンターのような状態でした。  では私たち仮免ハンターはどうすれば裏ハンター試験に合格し、念を会得できるのでしょうか? 私の答えとしては、「金融知識を身につけ、資産を築く」です。  正しい金融知識を身につけ、毎月の給料を少しずつ投資に回して資産を買う事でgからrに一歩踏み入れる事ができます。  幸いな事に、今の時代は誰でも簡単にr側への第一歩を踏み出せます。株、債券、不動産といった代表的な資産はスマホとネット環境さえあれば買えます。これはつい数十年前は無かった、現代を生きる私達の特権ですね 裏ハンター試験に例えるなら 纏を知り(金融知識を身に着ける) 絶を覚え(支出を最適化し) … Continue reading 資本を持たない者は念を知らないハンターに等しい