プロパンガス会社と交渉して料金を下げて貰った話

賃貸アパートに住んでいる筆者がプロパンガスの料金を1回の電話で交渉して安くしてもらったお話です。

①プロパンガスの相場を確認しよう

②プロパンガスが高い理由

③ ガス代を下げる方法は大きく2つ

④筆者とプロパンガス会社の交渉内容

①プロパンガスの相場を確認しよう

プロパンガスの料金はガス会社が自由に設定でき、価格の内訳が不明瞭な事が多いです。穿った言い方をすると、色々料金に上乗せしてもバレないのでぼったくり業者が発生しやすい業界です。

こういった業者を避ける第一歩としてプロパンガス料金の相場を知ることが大事です。先日の投資の相場についてお話した通り、相場を知ればぼったくられる危険を回避しやすくなります。

各地域、一戸建て/アパートの適正価格はプロパンガス料金消費者協会のホームページから確認できます。

プロパンガス消費者協会ホームページ

まずはプロパンガスの料金通知を準備して、現在の価格と適正価格の差を確認しましょう。

優良な会社であれば都市ガスとさほど変わらない価格でガスが使えることが分かります。適正価格だったという方はおめでとうございます!もうこの先読まなくても大丈夫です(笑)

②プロパンガスが高い理由

これを読んでいるという事は適正価格よりも高かったという事ですね。(私も毎月のガス代が適正価格より1000円高かったですorz)

では何故このような差が生まれるのでしょう?

詳しくはこの動画で説明されているので参照ください。

けっこう闇が深い業界ということが分かりますね。

強調したい点として、賃貸アパートの大家さんに対して給湯器とコンロの導入を無償でやってくれるガス会社がいるのですが、その分の料金を入居者である私たちの毎月のガス代に上乗せするという事例が多いそうです。

賃貸に住んでいる方は特に要注意ですね。

③ガス代を下げる方法は大きく2つ

一番手っ取り早いのはプロパンガス料金消費者協会のホームページを通して優良な業者と契約をする事です。

ただし、私のように賃貸アパートに住んでいて大家さんが対応してくれない場合はガス会社と交渉する事になります。

なので最後に私が実際にプロパンガス会社と電話交渉した際の内容を出来るだけ詳細に思い出して再現してみます。

④筆者とプロパンガス会社の交渉内容

うろ覚えですが確かこんな感じで交渉しました。

筆「もしもし。ガスの料金についてお聞きしたい事があるのですが、、、」

ガ「はい。ガス料金が高いという相談でしょうか?」

(対応してくれたのは営業の方でした。一言目がコレという事はこういう問い合わせが多い様です)

筆「そうです。」

ここから、「シャワーの時間減らすとガス代が節約できますよ」という内容を長々と説明されました。「そういう事じゃないんだよなあ」と思いながら大人しく営業トークを聞いてました。

筆「説明ありがとうございます。どちらかというと使用量よりも料金自体について相談したいのですが、一つお聞きしてもよろしいでしょうか?」

ガ「はい。」

筆「プロパンガス料金消費者組合さんに問い合わせてみたところ、〇〇ガスさんの料金設定は適正価格より〜〜円高いという回答をいただきました。

ガ「なるほど。そういった業者がいらっしゃるんですね。」

ここから本格的な交渉開始です。
プロパンガス料金消費者組合というキーワードを出して、適正価格との差をしっかりと数字で伝える事がポイントです。卒論発表や学会発表と同様に、覆しようの無いデータを元に理詰めで話して行きましょう。ここでは知らんぷりされましたが、十中八九ご存知だと思います。本当に知らなかったら以下の様な対応にはならないと思うので。

筆「◯◯ガスさんでより適正価格に近い値段でプロパンガスを利用できるプランはありませんでしょうか?」

ガ「申し訳ないのですが、特にそういったプランはございません。」

筆「分かりました。そうなると、組合さんから同地域で適正価格の業者さんを紹介していただけると言われているので、大家さんにそちらと契約していただく形になってしまうのですが、、、」

詰めます。ガス会社としては一番困る「解約」を俎上に載せます。本当は最初に大家さんと交渉しようとしたのですが、対応してくれなかったのはここでは秘密。「(再び交渉して)契約していただく」予定でしたので嘘は言ってません。

ガ「分かりました。それでは一度大家さんと不動産屋さんと価格を協議させていただきますので後日書面にて回答させていただいてもよろしいでしょうか?」

筆「ご対応ありがとうございます。ちなみに、〇〇ガスさんは大家さんに対して給湯器やコンロを提供するサービスは行っているのでしょうか?」

ガ「いいえ。特にそういったサービスは行っておりません。」

本当に行っていないかは置いといて、「業界の裏事情知ってますよアピール」として有効かなと思って最後に一言刺してみました。

筆「分かりました。それでは失礼いたします。」

後日、適正価格に改正しますとの書面がアパート入居者全員に届いてめでたしめでたし。同じアパートには会社の同僚も住んでいたので、同僚のガス代も下げる事ができたのは嬉しかったです。

概算で毎月のガス代を1000円程削減する事ができました。

ただ、一度下げて後でこっそりまた値上げする事例があるらしいので注意していきたいです。

かなりスムーズに事が運んだ方だと思いますが、何かの参考になれば幸いです。

kyuto

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