何故かクジラが癌に罹らない話と、
何故か収入が多い人ほど格安SIMを使っている話と、
何故か世界一の大富豪の朝ごはんが朝マックな話。
・何故かクジラは癌に罹らない
生物の体の中では日々細胞分裂が行われています。この分裂の際に複製が上手く行かなくて生まれてしまう欠陥のある細胞が癌細胞です。癌細胞は一定の確率で生じてしまうので、健全なヒトの体内でも毎日数千個も発生していると言われています。普段は体内の免疫機構が対処する事で駆逐されて行くのですが、駆逐が追いつかずに癌細胞が増えすぎてしまった状態が”癌を患ってしまった”という状態です。
もしも癌細胞が一定の確率で発生してしまうのなら、単純に細胞が多い生物、言い換えれば大きい生物の方が癌に罹りやすいはずなのです。しかし、”何故か大きい生物ほど癌に罹らない“という常識とは逆の現象が知られています。これがペトのパラドックスであり、生物学の未解明現象の一つです。例えば人間はネズミよりも細胞数が1000倍多いのに、癌に罹る確率は同じくらいです。クジラに至っては癌とはほとんど無縁らしいです。
この理由の一つの説として、”自然淘汰”が提唱されています。簡単に言うと”大きい生物ほど癌に罹りづらいのではなく、癌に対して高い免疫を獲得した生物のみが大きく進化できた。結果的に大きい生物ほど癌に罹りづらいように見える“という説です。私はこのお話を聞いた時に格安SIMと朝マックの話を連想しました。
・何故か収入が多い人ほど格安SIMを使っている
格安スマホ・格安SIMは生活の満足度を下げる事無く通信費を節約できるので当ブログでも度々取り上げています(筆者は楽天モバイルを愛用中)。一方で、「貧乏くさくて使いたくない」という意見もあります。
しかし、実は高年収層ほど格安スマホを使っているのです。格安スマホ情報サイトのすまっぴーが2019年6月に行った調査によると格安スマホの利用率が一番高かった年収層は1001万円以上で31.25%。利用率は年収と比例し、200万円以上が最も低い20.54%。興味深いデータです。
普通に考えれば収入が高い人ほど生活費も多くなる余裕があるので、わざわざ格安SIMなんて使わないだろうと考えるのが普通です。ですがここでも常識とは逆の現実があります。収入が高い方はお金周りの管理がしっかりしている方が多いので、日頃から無駄な支出を抑えているのでしょうか。ひょっとしたらペトのパラドックスと同じように”日頃から金銭管理が上手いから結果的に高収入になれた“のかもしれませんね。
・何故か世界一の大富豪の朝ごはんが朝マック
高年収な人ほど無駄な支出を控える傾向がある事が伺えました。では世界一の大富豪は?
バフェットファンの間では有名な話ですが、ビル・ゲイツに抜かれるまで資産総額世界一だったバフェットおじちゃんの朝ごはんは基本的に朝マックです。自宅から会社までの道のりにあるマックのドライブスルーで300円くらいのメニューを注文して会社で食べているそうです。
総資産8兆円持っているのに、朝ごはんは300円の朝マック。これも一見すると矛盾してますよね。世界一のお金持ちならご飯も世界一豪華でもいいはず。毎朝5つ星ホテルの朝食を取っても全然余裕なのに・・・。でもご本人は朝マックをとても気に入っていて満足されているようです。物事の”価格”と”価値”を判断する力が高いバフェットおじちゃんにとっては朝マックが一番コストパフォーマンスの高いお金の使い方なのかもしれませんね。
ひょっとしたら”日頃から金銭管理が上手いから結果的に高収入になれた“究系がバフェットおじちゃんなのかもしれません。
何かの参考になれたら幸いです。
kyuto