投資に無関心な人がやがて直面する「長生きリスク」

・「長生きリスク」とは

・なんで「長生きリスク」に直面してしまうのか

・「長生きリスク」を回避する解答例

・「長生きリスク」とは

 「長生きリスク」・・・。なんだかとっても嫌な言葉ですよね。長く幸せな人生を歩みたいと誰しも思うはずなのに、逆に長く生きれば生きるほど生活が苦しくなるリスクがあるのは何故なんでしょう?

 「長生きリスク」とは簡単に言うと「老後破産(=老齢期にお金がなくなってしまう)危険性」の事です。

 完全自給自足生活でもしていない限り、ほとんどの人はお金を使って生きています。したがって長生きすればするほど、一生のうちに必要な生活費は大きくなります。この生涯生活費が大きくなりすぎて最後の最後に資金が枯渇してしまう事態というのが老後破産です。

・なんで「長生きリスク」に直面してしまうのか

 なんで長生きリスクに晒されてしまうのでしょう?答えは一般的なサラリーマン・公務員のライフプランにあります。

 ほとんどの社会人は定年まで給与所得、定年後は退職所得及び年金を使って生活します。ここで重要なのは多くの場合、定年前は「生活費<収入」なのに対して定年後は「生活費>収入」となってしまう事です。「キャッシュフローが定年退職を期にプラスからマイナスに転じる」と言い換える事もできます。さらに簡単に言うと毎月の収支が赤字となってしまう事です。

 生きている限り資産が減り続けるので、長生きすればするほど破産するリスクが高まってしまいます。

老後2000万円不足の根拠となった金融庁の資料

 2019年大きなニュースとなった「老後2000万円不足問題」の理屈も同じです。その根拠となったのがこの金融庁発表の資料。一般的な社会人・公務員が退職所得&年金で一般的な寿命まで生きると約2000万円不足してしまう事を示しています。

 あくまでも平均的な退職所得と年金額なので、退職金がたくさんもらえる人ならば老後破産は回避できるかもしれません。ただそういった人も自分の資産を切り崩しながらの生活をする事になります。年々減っていく資産額を眺めながらの生活。まるで資産額が自分の余命みたいな感じがして想像するだけで気が滅入りそうです・・・。

・「長生きリスク」を回避する回答例

 長生きリスクの心配を無くす一番の方法は投資をしてキャッシュフローを確保しておく事だと思います。不動産や株式にコツコツ投資しておく事で年金以外の所得を確保し、「生活費<収入」という状態を作り出します。毎月の収支がプラスになるので資産が無くなる事が無くなります。

 一つの解答例として高配当株投資があります。退職するまでに配当利回り4%の株式資産を3000万円積み重ねたとすると、毎年120万円、毎月10万円の配当所得を確保できます。これに加えて毎月15万円の年金(2019年の年金の平均額)を加えると月収25万円。不自由なく暮らせる額ではないでしょうか?

 さらに高配当株投資の魅力として「増配」という特徴があります。健全に成長する企業は株主へ支払う配当金を増やします。優良企業の中には50年連続で毎年配当金を増額するなんていう企業(別名:配当王)もあります。有名どころで言うとコカ・コーラやP&Gが挙げられます。仮にこれらの企業がこの先も配当を毎年増額できるとすると、株式資産が産むキャッシュフローは毎年どんどん増えていく事になります。言い換えると、生きている限り資産が増え続けます
 しかも株価の値動きに関係なく、自分が生きている限りずっとです。例に挙げたコカ・コーラ社の配当額は10年でなんと2.6倍となってます。

高配当株の特徴まとめ!
・株を持っているだけで定期的に配当金がもらえる!(手続き不要!)
・企業が成長すると配当金も増える!
・中には50年も連続で配当金を増やし続けてる企業も!

以上、「長生きリスク」とそれに対する回答の一例として「高配当投資」についてお話してみました。何かの参考になれば幸いです。

kyuto

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