麦わらの一味で一番投資家に向いているクルーはブルック

・投資家に一番向いているのは○○編のブルック
・ブルック以上に最適なキャラが1人いる

投資家に一番向いているのは○○編のブルック

 私のブログを見ててなんとなくお気付きの方が多いかと存じますが、私は日本の漫画が大好きです。その中でもワンピースが特に大好きで部屋に全巻置いてあります。今回はそんなワンピースに出てくる2名のキャラクターを絡めて株式投資のお話をしてみたいと思います。

 「麦わらの一味で一番投資家に向いているクルーはブルック」

 今回の題名を見たワンピース好きの方はブルックのどのような特徴が思い浮かんだでしょうか?ブルックといえば麦わらの一味の音楽家であり、底抜けに明るいキャラ、90歳にもなってナミさんのパンツを見る機会をいつも伺っている姿が印象的ですよね。

「いつでも明るくて前向きなところが投資家に向いているのかな?」

 そう思った方も多いかもしれません。しかし、私が投資家に最高に向いているなーと思っているのは今の90歳のブルックではなく、38〜39歳のブルック。

 つまり一度死んでからヨミヨミの実で蘇る前のただの死体だった時期のブルックです。

 ここで、世界一の投資家として名高いウォーレン・バフェットの発言を引用したいと思います。

「ナマケモノに限りなく近い半睡眠状態が、今のところ最善の投資スタイルだ。そして最適な投資期間は半永久的だ。」

ウォーレン・バフェット

 積極的に買ったり売ったりして資産の最大化を狙うアクティブ投資よりも、ただインデックス(市場平均)を買ってそのまま放置するパッシブ投資の方が結果的に運用成績が上という事が過去の数々の研究によって立証されています。書籍で言うと「ウォール街のランダム・ウォーカー」などが代表的なものでしょうか。

 死体は株を買ったり売ったりできない上に、市場の動向も(ついでにその他全ての動向も)完全に無視できます。限りなくバフェットさんのいう最善の投資スタイルに近いです。

 なので株式投資で良い成績を残したいと思っている方の中に都合よくヨミヨミの実を持っている方がいらっしゃいましたら、インデックス連動型の投資信託に積立注文を入れて一度自害し、しばらく霊体生活をエンジョイして蘇ればかなりの確率で好成績を残す事ができるでしょう。

・ブルック以上に最適なキャラが1人いる

 ここまで書いて気づいたのですが、ヨミヨミの実を活用した株式投資はいくつか問題点があります。

 まず、霊体とはいえニュースとかを見てたら市場動向の情報は入ってきてしまいます。もしも暴落が来たら焦って蘇って売りに走ってしまうかもしれません。

 さらに死体のままだと腐ってしまうので霊体生活を長く取りすぎてしまうとブルックのように白骨化してしまう恐れがあります。それはそれで面白いかもしれませんが、五臓六腑と引き換えに資産の最大化を目指すのはあまり現実的とは言えません。

 でも良く考えたらブルック以上に株式投資に向いているキャラがいましてね・・・。もしかしたらこの方が株式投資に最適の悪魔の実の能力を持っているのかもしれません・・・。

※注意※
以下の内容は「ワノ国編」のネタバレを含みます。それでも良いという方のみ読み進めてください。

トキトキの実の能力者、光月トキ様

 そう、トキトキの実の能力者。光月トキ様です。トキ様の能力は簡単に言うと未来に渡れるという一方通行なタイムトラベラー能力。800年前の「空白の100年間」を経験しているとされています。とても強力な能力ですね。

 ここでは、「もしもこの能力を使って光月トキがインデックス株式投資をしたら?」というシチュエーションを考えてみましょう。

 残念ながら800年以上の歴史を持つ株式市場が存在しません。そこで、「シーゲルの一貫性」の考えを応用してみます。「シーゲルの一貫性」とは、経済学者のジェレミー・シーゲルが発見した株式投資の法則で、「米国株式市場は過去200年の間、インフレ調整済みの実質リターンが20年程度の期間でみると常に7〜8%」というものです。

 1800年代に20年間インデックス投資をしても、2000年代に20年間インデックス投資をしても、大体年利7〜8%に落ち着くという事です。この間、米国経済の主体は農業→工業→サービス業と劇的に変化してきたのに関わらず株式市場のリターンが変わらなかったというのはとても興味深いですね。はっきりした理由は分かっていません。

 では「200年間変わらなかったんだから、800年も変わらんやろ」という無理矢理な仮説を当てはめて話を進めてみましょう。年利は低めに見積もって7%とし、S&P500などの米国の代表的な指数に連動したインデックス・ファンドに毎月1万円を800年間積立投資、計算の簡便化のため無課税とした場合の最終的な金額を計算してみます。

なん・・・だと・・・!!!

 ここで思わぬ事態が発生しました。なんと!いつも複利シミュレーションで使っている楽天証券さんが99年間分しか計算できません!

 ちなみに金融庁はというとさらに短い30年でした。タイム・トラベラーには優しくない仕様です。色んなサイトを訪れてみた結果、「ke!san」というサイトが積立年数無制限で計算できる事が分かりました(ありがとうke!san!)。さっそく計算してみましょう!

んんん・・・???

もはや桁数の読み方が分からない(笑)

 最終的な金額は571803465833820000000000000000円(57.18穣円)でした!

 生まれて初めて「(じょう)」という桁数を用いました。1穣=10の28乗です。分かりやすく言うと億(おく、10の8乗)→兆(ちょう、10の12乗)→京(けい、10の16乗)→垓(がい、10の20乗)→𥝱(じょ、10の24乗)→「(じょう、10の28乗)」ココ!です。
 さらに分かりやすく総資産で言うと世界一の大富豪、アマゾンCEOジェフ・ベゾス(2018年の時点で総資産17兆円)の3京3600億人分です。光月トキ様の圧勝ですね。

 かなりふざけた内容でしたが、今日の記事で強調したかったのは「株式投資において一番強力な武器な時間」という事。そう、実は真面目なメッセージが隠されていたのです。

 色んな意見があると思いますが、個人的には投資はできるだけ若い時期から始めるべきだと思っています。早く始めれば始めるほどリスクを最小化し、複利効果の恩恵が大きくなるからです。最初は小さな額でも意味はあると思います。

 残りの人生で今日が一番若い日。悪魔の実の能力者の方もそうでない方も、今日の記事が投資に興味を持つきっかけになれたら嬉しいです。

kyuto

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